~医療放射線と未来~  徒然日記

放射線医学に携わる日々の活動と 趣味のいけばなを紹介しています。

華道部お稽古15/06/29(近畿大学高度先端総合医療センターPETに展示・近畿大学医学部放射線医学・細野眞・Makoto Hosono・Kinki University)

ヒメガマ(姫蒲)、スカシユリ、キイチゴ(木苺)の3種を瓶花に直立型に生けました。主枝・副枝はヒメガマでもキイチゴでも良いですが、今日はヒメガマとします。ヒメガマはガマより小型です。ヒメガマ3本を主枝、客枝、中間枝とします。据わりが悪く、主枝の前傾が深く(ふかごけ)なりそうですが、なんとか安定位置を見つけます。茎自体は真っ直ぐなので葉をしごいて少しカールさせると形に面白みが出ます。また葉が長過ぎないよう先端を切って整えます。キイチゴは矯めが利きます(キイチゴは秋には紅葉するそうです)。1本をヒメガマの主枝と副枝の間に割って入って馴染み合うように生けます。もう1本は背を低くして右に生けます。次にスカシユリ2本のうち1本は客枝、もう1本は主枝に添えるように中間枝とします。絶妙のバランスで安定しましたので胸をなでおろしました。気がつくとスカシユリのオレンジ色が実に鮮やかです。またヒメガマの涼しげな葉と円柱状の穂、キイチゴの掌状の葉の造形が、多彩ですね。

次に盛り花の直立型に生けかえました。ヒメガマを主枝、副枝、中間枝に生けます。副枝と中間枝の間に少し幅広のキイチゴ1本を斜めに混じり合うように生けます。もう1本のキイチゴは前の足元に生けます。スカシユリは1本を客枝に生けますが、このとき咲いている花を思い切って中に入れる(向かって左に配置する)と縦に引き締まります。もう1本のスカリユリは主枝に添えて生けます。最後にそれぞれの位置を微調整して無粋な接触は手直し、またヒメガマの先端のヒゲは長すぎないようにカットしました。このように細部まで神経を行き届かせると気品が漂います。

夏休み前のお稽古は本日が最後です。次回8月31日まで暑さに負けないで元気に過ごしましょう。

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華道部お稽古15/06/22(近畿大学高度先端総合医療センターPETに展示・近畿大学医学部放射線医学・細野眞・Makoto Hosono・Kinki University)

チンシバイ(珍至梅)、アジサイ(紫陽花)、シマススキの3種を瓶花に直立型に生けました。チンシバイ2本を主枝と副枝に生けます。多すぎる葉を綺麗に落としてすっきりさせます。アジサイ2本を、客枝に1本、中間枝に1本生けます。シマススキ2本を1本は縦姿に、もう1本は横姿に生けます。葉が多すぎると重苦しいので適宜落とします。縦姿の葉と横姿の葉が上手に交錯します。また垂れた葉は先端を詰めながら幅も削いで整形すると、軽やかに上を向いてくれます。涼味涼感ですね。

次に同じ花材で盛り花の直立型に生けました。チンシバイ2本を主枝と副枝に生けます。アジサイ3本を、客枝に1本、中間高に1本、中間低に1本生けます。シマススキ2本を1本は縦姿に、もう1本は横姿に生けます。鮮やかなアジサイ、棚引くシマススキ、枝先に小さな花をたくさん付けたチンシバイが、梅雨の季節に涼やかな雰囲気を醸し出します。

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華道部お稽古15/06/15(近畿大学高度先端総合医療センターPETに展示・近畿大学医学部放射線医学・細野眞・Makoto Hosono・Kinki University)

ヤママンサク、スカシユリ、シマススキの3種を盛り花に直立型に生けました。ヤママンサク2本を主枝と副枝に生けます。葉は多すぎると鬱蒼とするので少し落として幹が見えるようにします。スカシユリ3本を、客枝に1本、主枝の添え枝に1本を中間高に、そしてもう1本を副枝寄りに中間低に生けます。そして今回はシマススキ2本の生け方がポイントです。1本は縦方向に生け、葉を前方と右方とに棚引かせます。葉は多すぎないように少し落とします。もう1本はお師匠様に教えていただいて、やや横方向に生けます。長い葉が左に棚引いて、もう1本のシマススキと立体的に交錯し、実に洒落た軽やかな造形となります。横方向に生けるとはいっても、横に広がり過ぎて弛緩しないよう留意します。ちなみに一番右に棚引いているシマススキの葉は、これだけ葉を別に生けたものです。このような技を習得してこそ細部まで行き届くというものです。ヤママンサク、スカシユリ、シマススキの形態、質感、色の対比が面白く、見事に初夏の涼味涼感を醸し出すことができました。ところでシマススキは長くは持たないそうで、明後日には取り除いてヤママンサクとスカシユリを生けかえることになりそうですが、そのころにはスカシユリの蕾が開くことでしょう。

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華道部お稽古15/06/01(近畿大学高度先端総合医療センターPETに展示・近畿大学医学部放射線医学・細野眞・Makoto Hosono・Kinki University)

ナンテン、スカシユリ、ナルコユリの3種を瓶花(へいか)に直立型に生けました。ナンテンを主枝と副枝に生けます。いつもは主枝を長めにするのですが、今日は短めを狙ったところ、目測を誤って、短くしすぎてしまいました。なんとか根元に予備の枝を括り付けて長く見せました。ナンテンは伸び伸びとまっすぐに天を向くのが持ち味ですから、もう少し長くてもよかったですね。副枝は主枝と触れあわないように位置と向きを決めます。主枝も副枝も余分な枝葉を落とすとすっきりします。スカシユリ2本は、客枝に1本、主枝の添え枝にもう1本、これはやや高い位置に凜と立たせると格好良いです。次にナルコユリの葉の生け方が大きなポイントですね。客枝の足元に客枝を受けるように1本、副枝と客枝の間の空間に縦に引き締まるように1本、生けてみました。

次に、盛り花の直立型に生けかえました。ナンテンを主枝、副枝に生けます。スカシユリを客枝と主枝の添え枝に生けます。さてここで、ナルコユリを生けますが、1本は副枝と客枝の間の足元から前に張り出すように生けます。もう1本はちょうど役枝の真ん中の空間に生けますが、このとき左に葉の表を向けて、弯曲が外に逃げてから中に戻って入り込んで行くように生け、しかも縦に締まるように生けると、葉の個性的な造詣が際立ちます。2本のナルコユリで見事に空間を埋めることができたうえに、ナルコユリ、ナンテン、スカシユリの形の対比がシンプルにして鮮やかです。スカシユリの蕾が開くと、また随分印象が変わるでしょうね。

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